Y.H.

Interview_03

ICTソリューション部
(品質保証コンサルティング)

品質保証の立ち上げ。
「改善」につながる
コンサルタントが醍醐味。

2015年入社 / Y.H.

PROFILE

1970年生まれ。20年にわたって信託銀行の勘定系システムの開発を務めた後に、品質保証コンサルタントへ。心理学やコミュニケーションを独学で勉強して活かしてきた。自宅では2匹のうさぎと共に暮らし、休暇は夫婦で海外旅行にも。

品質保証コンサルタントは、
問題の分析から業務の改善まで。

前職の元同僚に誘われるかたちで入社し、品質保証コンサルティングビジネスの立ち上げに参画しました。元同僚で相互に理解している人と一緒だったので、気づけばという流れでしたが、「ファンリードの品質保証コンサルタント」というものを自分たちでつくりながら、社外はもちろん、社内にも伝えていく、というのは貴重な経験でしたね。時には、社内で「ファンリードの品質保証とは?」ということを伝える講義をしたりもしました。
品質保証は、いわゆるテストを指しますが、品質保証コンサルタントは本来、システム開発工程上の課題を抽出して、改善することです。開発のように「つくる」仕事ではないので、成果が見えにくいこともあり、その必要性を予め理解してもらうことは難しいものです。実際は問題が起こってから、その火消し役を担う、というケースが多いですね。
だからこそ、問題の原因を分析して、業務の滞りをなくして「改善」につなげること。プロジェクトの中で「改善」が実感できれば、エンドユーザー企業と開発チーム、両者の信頼関係も良好になるので、そこが腕の見せどころですね。

Y.H. Y.H.

金融系システム開発の経験が、
エンド企業と開発チームをつなぐ。

根底にあるのは、20年間携わった、信託銀行の勘定系システムの開発経験です。誤解を恐れずにいえば、開発に失敗はつきものです。私も開発を続けるなかで、数多くの失敗をしてきたからこそ、提案できることがあるのではないか、と。要件定義や設計の段階でこうしておいたほうがいいとか、プロジェクトリーダーはこういう視点をもっているべき、といった第三者からの提案や分析があれば、もっと開発がうまくいくはずです。そこに自分の開発経験が活かせるんじゃないか、と考えたら、「品質保証コンサルタント」という仕事につながったんです。
コンサルティングにおいて最も重視しているのは、「視点を変えること」「可視化した説明をすること」です。問題が起こってからの依頼では、まず聞くことから。これまでの工程のどこに問題があったのかを分析するための情報収集では、私たちが開発チームから信頼を得られているかも重要です。ゴールは問題点の追求ではなく、業務の改善であることを、いかに伝えられるか。そこを理解してもらえると、情報は自ずと集まってきます。そこからは客観的に原因を分析し、それを目に見えるかたちで説明するように心がけています。

Y.H. Y.H.

人のつながりが仕事の楽しさに。
そのおもしろさを後輩に伝えたい。

品質保証コンサルティングにかかわるうちに、心理学やコミュニケーションについて、自分であれこれ勉強していました。開発というのはシステムやコンピューターが相手ではなく、「人」が相手なんですよね。開発ひと筋だった頃はコミュニケーションへの苦手意識もありましたが、やっぱり人が好きなんだと思います。
仕事そのものではなく、いろんな話題から関係が深まることもあります。ペットや本、ゲーム、旅行など、私は広く浅くいろんなことに興味があるタイプなので、それらがきっかけでつながりができることも。興味の幅を広げておくと、いろんなところで役立ちますね。ファンリードでは様々な現場を通して人脈が広がったのも、仕事の楽しさだな、と感じています。
そうした楽しさを、チームやメンバーにも感じてもらえたら。ファンリードの品質保証コンサルタントのかたちができてきたので、今後は後進の育成にもっと力を入れていきたいですね。